Dear れいあ
れいあへ
こうやって手紙書くのって何年ぶりなんだろう。
お元気ですか?
ちゃんと飯食ってますか?
ちきしょうやっぱいえねぇや
ってなっちゃうと青山テルマのそばにいるよになっちゃうね。この病気治したい。
れいあとさよならして1週間と2日が経ちました。
僕は相変わらずです。れいあはどう?
こうやって僕が手紙を書いてる間もあなたは愛に満ち溢れた生活を送ってるんだろうな。
僕はあの少しの時間でなにかが大きく変わった気がするんだ。
でもそれがなんなのかわかんないんだよね。
一つだけわかったのはあなたに触れてた感触、あなたが囁いてくれた言葉、ひとつひとつが心地よくてあんまり人が踏み込めないところまで一瞬で侵入されてしまったこと。
一体あなたは何者なんだ。
僕は空洞だよ。
心がぽっかり空いてしまったんだ。
次会う時には君は僕の事を覚えていないかもしれない。それでもいい。そうだとしたら僕がまた僕を演じるよ。
なぜなら僕はエンターテイナーだからね。
次は90分でお願いしようかな。
またね。